音楽のジャンルによってギターは使い分けられてきており、ギターと一言でいっても様々な種類があります。大きく分けると、楽器自体の響きで演奏するアコースティックギターと、音をピックアップというマイクで拾い、電気的に増幅させて演奏するエレキギターに分類されます。
クラシックギター(ガットギター)
クラシック音楽のほか、ポップス、ボサノバ、フラメンコといったラテン音楽でも使用されています。独奏(ソロ演奏)にも適しているギターです。日本では村治香織さんなどがクラシックギター奏者として活躍しています。ネックの幅が広く、ボディの幅も広いのが特徴です。弦はナイロン弦を張ります。
アコースティックギター(フォークギター)
フォークソングや弾き語りスタイルのポップスなどでよく使われる楽器です。またバンドでもボーカリストが歌いながら使うケースも多いギターです。バッキング演奏(コード伴奏)をするために使われることが多いですが、時折ソロパートなどでも活躍します。クラシックギターよりもネックの幅が細いのが特徴です。弦はスティール弦(金属弦)を張ります。
エレアコ(エレクトリック・アコースティックギター)
アコースティックギターにピックアップ(マイク)が内蔵されたタイプです。生音でも十分響きますが、どちらかというと、ライブなどでバンドの音に負けないようにピックアップで増幅させた音を使用する目的で作られた楽器です。
エレキギター(エレクトリックギター)
ロック、ポップス、ジャズなど、幅広いジャンルで使われています。エレキギターの中にも、さらに細かい種類があります。(ストラトキャスター、テレキャスター、レスポール、などたくさんのタイプのエレキギターがあります)楽器そのものの音は小さいですが、内蔵のピックアップ(マイク)をアンプにつなぐことで、大きな音が出せる仕組みです。弦はスティール弦(金属弦)を張ります。