ギターソロは、ギターがボーカルに代わって主役を担う最大の見せ場と言ってもいいでしょう。表情豊かなギターソロを演奏できるようになるためには、細かいテクニックの習得が必要です。ここでは、ギターソロの時によく使われる主な奏法を簡単にご紹介いたします。
単音ピッキング
ピックで弦をはじき、音をならすことをピッキングといいます。ストロークと同様でダウンピッキングとアップピッキングがあります。またダウンとアップを交互に繰り返す奏法のことをオルタネイトピッキングいいます。
ハンマリングオン
弦を叩くようにして押さえることで、音を出すテクニックです。ピッキングした弦の音が鳴っているうちに、指をフィンガーボードに叩き付けるようにするのがコツ。
弦を叩くような感じで音を鳴らす
プリングオフ
弦を押さえていた指をひっかけるようにして離すと、音が鳴ります。はじめのうちは難しいかもしれませんが、強く押さえていた指を少し下方向にずらす感じで、勢い良く離すといいです。
指をひっかけるような感じで離す
スライド
弦を押さえたままの状態で、フィンガーボード上で指を滑らせるテクニック。途中の音を鳴らしながら、ある音から別の音まで移動させる奏法です。
指を滑らせるように移動させる
チョーキング
弦を押さえたまま、こすりつけるように押し上げて音程を上げるテクニック。弦を押し上げることをチョークアップといいます。チョークアップした状態から弦を通常の位置に戻すことをチョークダウンといいます。２フレット分の音程を上げる１音チョーキングと、１フレット分の音程を上げる半音チョーキングがあります。
指の力だけではなく、手首を回すような感じで押し上げるのがコツ
ビブラート
音をゆらすことで表情をつける奏法。ギターだけではなく、ボーカル等の歌唱法でも用いられる用語です。ギターの場合は、細かく「チョークアップ」と「チョークダウン」を繰り返す方法と、指を左右にゆらす方法があります。
チョーキングの要領で上下にゆらす方法
親指を離した状態で左右にゆらす方法
