エフェクターは、ギターの音色を変化させたり、効果を足したりして、豊かな表現をもたらせてくれる道具です。主にエレキギターとの組み合わせで使用されるものですが、中にはアコースティックギター用として開発されたエフェクターもあります。
エフェクターの種類─歪み系
ロックやパンク等で聴かれる、パワフルなエレキギターの音色。 あのがりっとしたハードな音は、ギター本体だけでは鳴りません。アンプのチャンネルで歪ませることもありますが、歪み系のエフェクターでパワフルなギターサウンドを作っている場合が多いです。歪み系エフェクターにもさらに細かい分類があり、ディストーション、ファズ、オーバードライブなどがあります。
ディストーション | 荒々しく硬い音の歪み |
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ファズ | 倍音が特に強調されて濁りが混じった歪み |
オーバードライブ | 上2つよりもやさしく暖かみのある歪み |
歪み系の定番エフェクターRAT
エフェクターの種類─エコー系
お風呂で唄うと響いて気持ちいい、なんていう経験はありませんか?音に時間のズレを与えて、あの残響感を再現させたりするのがエコー系のエフェクターです。
ディレイ |
実際の音に少し遅れた音を混ぜることで、「やまびこ」のような効果を演出 |
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リバーブ | お風呂場や大きなホールのような残響感 |
ディレイの定番 BOSSのDD-3
エフェクターの種類─空間系
ギターそのものの音が、まるでシンセサイザーのように変化したり、様々な効果を与えることができるのが空間系のエフェクターです。
トレモロ | 周期的な音量の上下による揺れる効果 |
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フェイザー |
原音と位相を変化させた音を混ぜることで「シュワ〜」という波のような効果 |
コーラス |
原音とほぼ同等にあたる音を人工的に作り、混ぜることで音の厚みを増し、爽やかな効果 |
トレモロの定番 BOSSのTR-2
その他、エフェクターには数多くの種類があります。
興味のある方は、ぜひいろいろ調べて研究してみてください。